新型うつ病もチェックを

ドクター

通常のうつ病と新型うつ

従来、うつ病は生活全般についてがっくりとして元気がなく、顔色も土気色、無口でたまに喋ったとしてもボソボソ言っていて何を言っているのかわからず具合が悪そうで一日中寝た切りというものでした。うつ病疾患の歴史は古くは西暦100年ごろからで、気質と性格との関連の指摘されたその概念が変わる事はありませんでした。ところが数年前に新型うつという疾患があるのではないかとい症例報告が次々と提出され、大きな論議を精神医学の世界にもたらしたのです。それでは新型うつ病とうつ病との違いのチェックはどのようにしたらいいのでしょうか。うつ病の人も新型うつ病の人も仕事に来るとぐったりして働く意欲が湧かず、出勤を続ける事が困難という点では変わりありません。本人も仕事の辛さを訴え、精神科医もしばらくの間休養を必要とするという診断書を書き、会社に提出すると休職が認められます。ここからが従来型うつ病と新型うつ病との違いのチェックポイントですが、新型うつの場合、休職が認められた途端に元気になります。友人達とカラオケに行き、飲み会を企画し、恋人と賑やかな街にデートに出かけます。せっかく病気休職出来たのだからと海外旅行を計画し、職場に渡航許可申請をして周囲を驚かせます。うつだから休んでいろと言われても休みだから何か悪いんですかと聞き返される始末です。趣味のハンググライダーに出掛けたり、サーフィンに行ったりとおよそうつ病患者とは思えない振る舞いをします。通常のうつの人は自分を甘えている、怠けていると責めますが新型うつの人はそういう気持ちにならないという事も見分ける上でのチェックポイントです。罪悪感のなさと他者に対する攻撃性もまた特徴的です。自分がうつになったのは職場が悪い、環境が悪い、上司が悪いと延々と言い続けます。それを会社の人にも話し、呆れられますが本人はそう思い込んでいるので意に介しません。人によってはSNSやブログに書き連ねます。インターネット上に自分の会社の社名を出したり上司を本名で名指しで攻撃して周囲を慌てさせます。新型うつには抗うつ剤も効きにくく、うつの人特有に見受けられる生物学的な遺伝的因子が特定されていません。ですので新型うつは本人の性格に起因する部分が多いのではないかと言われています。うつの中で新型うつではないかとチェックするべきポイントがあります。自己中心的、未熟、依存的な性格ではないか。依存的で幼児的な人は黙っていても誰かが問題を解決してくれるのを待っていて自分からは何もしようとしません。しかし放置しておいても誰かが代わりに何かしてくれるわけではないので課題は積み残されたままとなってしまい、責任を追及されます。本人としては解決されていたはずの課題なので意外性を感じて自分を被害者と思うのです。このような人格形成は小児期に行われる事が多く、少子社会の現代では子育ての際に褒められるのが当たり前で、出来なくても叱られる事はないという育ち方をして来た人が多いのです。ですので業務上の当然の注意でも自己否定されたとネガティブな受け止め方をして傷付きます。このような人々には人格の育て直しが必要で心理カウンセリングも有効と言われています。

医者

誰もがなる可能性アリ

うつ病は病院へ行かなくても、自分でチェックすることができます。自分がうつ病ではないかと感じることがあったなら、なるべく早いうちに治療するようにする必要があります。

メンズ

うつ病は誰でもかかります

うつ病というとネガティブなイメージがあります。実際に症状が深刻になると日常生活が困難になるほどです。そうならない為にも、自分自身や周りの方にうつ病の疑いが出た時はセルフチェックを行い、医療機関を受診しましょう。

カウンセリング

現代人に迫る心の病

うつ病か否かをチェックするには精神科医にかかることが確実です。自己診断を行う場合は、マイナス思考、脳機能の低下、全身の痛みや冷え・こわばりなどがうつ病の特徴となります。治療法が全く異なる双極性障害との誤診に注意しましょう。